競輪選手になるなら夢はデカく
国公認のガチの賭けレース
競輪は日本の公営ギャンブルで、その始まりは戦後の復興が目的でした。簡単に言えば、国公認の賭け自転車レース。日本競輪選手養成所を卒業したプロ競輪選手(日本全国で2300人程度)が全国各地43か所にある競輪場にて競います。
競輪選手になるためには日本競輪選手養成所にて約1年間研修を受けて卒業する必要があって、競輪選手養成所の試験は近年ハードルが高くなり、合格するには、1キロタイムトライアル70秒以内、フライング200メートル11.50以内あたりが合格ラインとなっています。
デビューへの険しい道
NJSのスチールフレームでギヤ49×15(ギア比3.27)は、そこそこスキルや体力のある選手でないと難しい。高校や大学で自転車経験がある選手はカーボンバイクで67秒あたりを出せていないと合格ラインに到達するのは難しいでしょう。実は何回も試験に挑戦する浪人生も多いのです。試験は1年に1回しかないし、トータル5回しか受けることができないからモチベーション維持が難しい。
もちろん賭けの対象となるので、人物考査や学力テストもあります。競争率は5倍くらいかな、私には弟子が5人いますが、プロと同等もしくはそれ以上でないと合格は難しいように感じています。でも競輪の最高獲得賞金額はなんと3億円越えだし、近年ミッドナイト競輪の売り上げがとてもよく平均獲得賞金もどんどん上がってきているから夢があるよね!?
ライター
児玉 利文